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P−2交際中は外国人
交際中の男女は互いに「知りたい、伝えたい」という意欲がありますので、外国人ぐらいの隔たりを意識するとその違いを乗り越えられれると思います。人によってアメリカ程度から、アマゾン奥地の未開の部族まで様々です。当然国が違えば常識が違い、コミュニケーションの取り方にも多少の違いがありますが、なんとか身振り手振りで会話をする事が可能です。交際中は外国人程度というのにはもう一つの理由があります。それは、「よく見せたい、嫌われたくない」という意識が互いにあるため、本性を隠している部分があるのです。結婚から数年後に新たな発見をする事は決して珍しい事ではありません。結婚後もさらにコミュニケーションを深める努力が必要なのです。
結婚したら異星人
しかし、結婚してしばらく経つと「知りたい、伝えたい」という意欲が薄れてしまうため、次第にコミュニケーションが成り立たなくなってしまいます。よく、「結婚したら人が変わった」とか「3年目の危機」とか言うのは、コミュニケーションが不足している上に、知らなかった相手の本性が見え隠れするものですから、二人の距離が離れて行くような錯覚を起こしているためなのです。そのため、二人の違いは外国人どころではなく異星人とも思えるほど理解しがたい存在になりかねません。むしろ異星人と思って努力した方が歩み寄る機会があるのかもしれません。
男性の結婚観空気の読めない男
男性は家庭を「目標を達成するための共同体」ととらえ、妻に対しては「同じ目標に向かい互いに協力する同労者」と思い込みがちです。互いにその役割を認識し役目を果たす事が当たり前であり、相手に気を使う事よりも目標に近づくために努力する事が最優先されます。当然、妻も同じ気持ちでいると信じています。妻がちょっとした事で悲しいそぶりを見せると、夫は必死で励まそうと叱咤激励するのです。しかし妻にとってこれほどやる気を失わせる事だとは露ほども思っていません。落ち込んでいる者と同調する事は、解決すべき問題に背を向ける無駄な行為だと男性は信じているのです。たとえ妻がちょっと優しい言葉が欲しかっただけでも、少しだけ抱きしめてほしかっただけでも、夫はこの危機から妻を救い出そうと「がんばれ!何やってんだ!」と言ってしまうのです。
よけいなお世話
ある日、私の家内が「Aさんからひどい事を言われた」と悲痛な面持ちで私に訴えてきました。そんな彼女に私はこういったのです。「Aさんにも事情があるんだよ。分かって上げなさい。君はむしろ理解者になってあげるべきだよ。」私としては、お手本のような回答をしたつもりでしたが、その後妻は口をきいてくれません。そういう事を2、3回ほど繰り返し、とうとう大げんかに発展した事で、やっと妻の気持ちが理解できるようになりました。私は家内を向かうべき方向へ後押ししようとしただけなのですが、それは理屈であって余計なお世話と言うべき愚行。家内の心を癒す事はできなかったのです。「男性は論理的に行動し、女性は感情的に行動する」と聞いてはいましたが、そのとき初めてその事が理解できました。男性は感情の整理を理屈が助けてくれます。女性の感情を満足させてくれるのは「愛」なんですね。男性にはこれが「世界の七不思議」にも匹敵する謎なんです。