コラム

家庭から失われていくもの

written by satoru

家庭から女性の細やかな愛情が消えて行く現代。今では女性の社会進出が注目され、その働き手としての能力に企業側のニーズが一致し新たな雇用が生まれました。社会貢献を肌で感じる事が出来、社会の一員として活躍できる生き方に多くの女性が共感しました。女性を家庭の中に留めようとする考えが、あたかも古くさく差別的だと社会全体が感じています。さらに、夫婦が共働きでなければ生活が成り立たないという消費社会の歪みも、女性の社会進出を助長した要因でしょう。その結果、家庭から母の祈りが消えてしまったのです。

ターシャ・テューダーが編み物をしながらこう言いました。
「相手の事を思いながら丁寧に作る時間も贈り物の一つよ。そして差し上げる時にもう一度贈り物をすることができる。これで、一つの品物で2つの贈り物が出来る。」

こうして育てられた子供達は、愛情がなんであるかを知っています。また、「こんな贈り物をもらう自分は、特別な存在なんだと感じた」とも語っています。 贈り物は「買う」のが当たり前の現代。愛するもののために費やされる時間は最小限に節約されています。ターシャ・テューダーの言う「時間も贈り物」という言葉に母の祈りを感じずにはいられません。愛する家族の健康や、得意なこと、苦手なこと、直面している問題、将来の姿等々。色々と考えをめぐらせながら時間をかけます。こうして積み上げられた母の祈りに支えられ成長した人々が、社会を動かし地域を守り、安定した家庭の中で穏やかに生活して行くのです。女性の力はこの大いなる循環にとって必要不可欠なのです。残念ながら男性のこの能力は女性のそれにはとても及びません。決して女性蔑視の見地から言うのではなく、むしろ女性のすばらしい能力を最も発揮できる場所として、家庭の中の主婦を捉えてほしいと願います。そしてその働きは社会の最も中心となる場所なのです。

私はお姫様

written by satoru

私の妻は子供の頃、「大きくなったらお姫様になる!」と心に決めていたようです。悪い魔法使いのおばあさんに呪いをかけられ、高い鐘楼に閉じ込められているところへ、白馬に乗った王子様がやってきて甘い口づけで呪いを解き、幸せな結婚をする。という筋書きのようですが、間違ってはいけない事は、結婚する相手はまぎれもなく王子様なのです。けっして家来ではありません。何かにつけて「私はお姫様だから」といって煩わしい仕事を私に押し付けますが、言っておきますけど「お姫様の旦那様はとうぜん王子様だという事をお忘れなく」

とは言っても、王子様は心が広いもんですから、少しくらいの我がままは何とも思いません。お姫様の笑顔が見られればそれで十分です。しかし、いくら便利だからといって、牛乳パックをため込むのはやめてほしいな。お姫様でしょう?

理屈では説明できません

written by satoru

結婚したら彼にやめてほしい事ベスト10がgooランキングで見ることができます。確かに、上位にランクインしているものは問題かも…。私の友人が決定的な夫婦喧嘩をしたその理由は、夫のプリンを妻が勝手に食べたというものでした。妻は兄弟が多く、見つけたものは早い者勝ちが常識。一人暮らしが長かった夫にとっては、冷蔵庫の中に入れたものは勝手になくなったりしないのが常識。そのプリンを仕事から帰って食べるのを楽しみにしていたのです。楽しみを奪われたショックに加えて、勝手に食べてしまった妻の行為が赦せなかったようです。

環境と習慣の違いからくる不一致は、相手を理解するというよりも、新種の生き物を見つけたぐらいの柔軟な心が必要です。だけど、このランキングの結果ですが、以外に基本的な生活力の欠如が多い事にびっくり。それでよく結婚しようと思ったなと関心します。そう言う私も、結婚したのは22歳の若造でした。思い起こせば問題だらけだったような気がします。それでもなんとか離婚せずにやって来れたので、近頃の結婚に感心するのは「己知らず」と言うもの。やはり、結婚を決意するほど人を好きになり、好きだけではやって行けない生活をうまくやりくりするという事は、理屈では説明できないんですね。

品格のすすめ

written by satoru

近頃良く耳にする「品格」という言葉。 私の周りにも品格のある方がおられます。いつもにこやかで、穏やかに話すその方は、一緒にいるととても気が休まる方です。品格とは生まれ育った環境によって育まれるものだと思っている方が多いでしょう。もちろん、生まれ育つ環境により育まれることが理想ですし、それは大きな要因です。ですが私の知っているそういう方々は、ごく一般的な家庭に育ち、平均的な学校へ通い、ごく普通の生活を送っておられます。

私なりに「品格のある人々」を分析しますと、そういう方々のちょっと違うところは、人生を悲観していないということでしょうか。多少辛いことがあっても、「なんとかなるさ」と信じています。もう一つの共通点は、「情けは人のためならず」を地でいっているところ。他人を思いやることが、最終的には自分に帰ってくると信じています。しかし、「なくて七癖」と言われるように、誰にでも欠点があります。ちょっと声が大きすぎたり、笑いすぎて鼻が鳴ったり、着ているお洋服がチグハグだったり。本当の意味で「品格」と言われるものは、たしかに育ちであったり、教養であったりするのかもしれませんが、まったく隙のない人もちょっと肩がこります。やっぱり他人の心情を思いやる気持ちに勝るものはないと思っています。「品格のある人」とは、一緒にいたいと思われる人ではないでしょうか。





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